11月1日のブログで書いた記事で、メタル素材との融合ルアーについて触れましたが、、今日はその着眼点についてちょっと詳しくお話ししたいと思います。。
ご存じの通り、ほとんどのルアーは理想的なアックションを出す為にボディー内部にバランスを取る為のウェイトが入ってます。ちなみにコチラ↓ウッドキールヘッドのウェイト挿入前のブランクです。。
真ん中の穴がリグ用の穴で、前後の穴がウェイトを仕込む穴になります。。ココにガン玉を突っ込んで、穴を塞いで、カタチを整えて塗装する訳ですな~。。
ちなみに、ハンドメイドルアーを作った事がある人ならほぼ経験したことがあるんじゃないかと思いますが、テスト段階では簡易的に鉛のシールを貼ってアクションチェックする事が多いのではないでしょうか。要は↓こんな感じ。。。
しかしコレがなかなか、、いいアクションが出ちゃうんですよね~。。いくら同じ重さに合わせても、ボディー内部にウェイトが入ってるのと、、ボディの表面(底面)にウェイトが貼りついてるのでは全然バランス感が違ってきてしまうんです。同じような経験をした事のあるヒト、、いっぱい居るんじゃないかな~??とにかくコレは、ルアー作りにはいつもつきまとう悩みでもありました。。
そこでひらめいたのが、この「ハーフメタルルアー」です。。まだ、お見せできる様なプロトが無い状態ではありますが、イメージはして頂けるのではないでしょうか。。メタル素材とウッド材(発泡材)が融合したハイブリッドルアー。。。ウェイトバランスを考えた形状のメタルボトムの上に、ウッド材がピッタリと乗っかっているとお考えください。コレで、見た目も斬新で、かつ低重心バランスの理想的なアクションが引き出せるであろうルアーが出来るはずです。
そして、もちろん一発目に考えているのはペンシルベイト(ウッドハーフメタル)です。。やっぱペンシルはトップウォータープラグの基本であり、この仕組みが最も分かり易くアクションに反映されるであろう事は、容易に皆さんにも想像がつくでしょう。。ただ、このルアーを作るにあたっては従来のルアーとは開発する工程が違いますので、、どんなアプローチでカタチにしていくのか、いろいろ模索中です。。メタルが先かブランクが先か?そのメタルパーツは抜き曲げ型で作るか?他の方法があるのかどうか??とにかく全てが初めての事なので、なかなか難しいです。。
まあしかし、、とにかく楽しみにしていてください。。いい物作ってみせますから。。。